データモデルを先に作る理由

業務システムのための上流工程入門―要件定義から分析・設計まで」では、上流工程の成果物としてデータモデル、機能モデル、業務モデルがあるが、この中でもっとも先に作らなければならないのはデータモデルである。理由は、データモデルがない状態で画面をデザインすると、往々にしてSEはユーザの思いのままの画面イメージを受け入れてしまう。実現不可能かどうかの判断材料がないため拒む理由がないからである。その結果、ユーザは大満足であるが、SEは会社に戻るとこれらの画面の要求を満たすデータベースを作るのに苦労し、複雑なテーブル構造のデータベースを作りがちである。複雑な構造のデータベースは、アプリケーションのソースコードを複雑にすると予想できる。
 データモデルを先に作ると、データモデルをユーザと一緒に見ながら画面のイメージを作成することができるため、データモデルと対応する画面イメージを作ることができる。その画面の操作をイメージして、同時に業務の流れ(業務モデル)も作成できるので3つのモデルが整合性をもってモデリングできる。

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